Gardening

チェリーセージの育て方

チェリーセージ

シソ科アオギリ属のアメリカ南部からメキシコが原産の多年草です。

葉の形がさくらんぼに似ており、ほのかな芳香もさくらんぼに似ています。この香りがアブラムシを避けてくれると言われ、他の植物と植えると虫除けや成長促進と言った相乗効果が見られることからコンパニオンプランツに向いているハーブとしても人気です。

分類ハーブ
草丈・樹高40cm〜150cm
耐寒性弱い
耐暑性弱い
開花時期5〜7月・9〜11月
花色赤・ピンク・アプリコット・黄色・紫・複色

置き場所と日当たり

日当たりと風通し共に良好な環境を好みます。

半日陰でも栽培可能ですが、日照不足になると花つきが悪くなってしまいます。

鉢植え地植えと両方で栽培する事が可能ですが数年で大株になるので鉢植えの場合は成長に応じて鉢を大きくしていく必要があります。

地植えの場合は隣の植物との株間は余裕を持って植え付けることをお勧めします。

土選び

用土は水捌けが良いものを準備します。

市販されているものではハーブ用土や花や野菜の培養土を使います。

ブレンドする場合は赤玉土6:腐葉土4の割合に市販の培養土を少し加えます。

地植えの場合は苗を植える2週間ほど前から苦土石灰を蒔き、腐葉土も一緒に混ぜておきましょう。



水やりのポイント

地植えの場合は水やりの必要は特にありません。

真夏の日照りで地面がひび割れてしまうほどになったら朝か夕方の涼しい時間に水やりをします。

鉢植えの場合は乾いたらたっぷりお水を与えましょう。

肥料

地植えの場合は特に肥料は必要ありません。

鉢植えの場合は暖効性肥料を春と秋の生育期に少量与えます。

病害虫

比較的病害虫に強いですが、バッタに葉を食べられる事があります。

剪定・切り戻し

剪定する場合は4〜7月・9〜11月の生育期に行います。

夏と冬以外はいつでも剪定ができるので枝が混み合ってきた場合は剪定して風通しをよくしてあげましょう。

花が終わった後の枝を切ってもすぐに新芽が出てきて花芽をつけるので初夏に沢山咲いたチェリーセージを夏前に剪定しておくとスッキリした株姿で秋に沢山花を咲かせます。

品種によっても様々ですが何年も管理すると大株になり枝も混み合い気質化してきます。

剪定を怠ると上の方から株姿が乱れていきます。

定期的に切り戻して細い枝は根本からどんどん切って若い芽を出すようにすることで綺麗な姿を保ちます。

剪定は年2回花が終わる頃に行うのが理想的です。

植え替え

地植えの場合は植え替え不要ですが、鉢植えの場合は生育旺盛なので根詰まりを起こさないように定期的な植え替えが必要です。

その都度一回り大きい鉢に植え替えましょう。

増やし方

チェリーセージは挿木で簡単に増やすことができます。

5〜11月と長い期間開花します。

ポット苗で購入したものは翌年株が成長してから花が楽しめるようになります。

沢山花を楽しむには年に数回切り戻して株が乱れないようにしておきましょう。

夏越し

特別な夏越し方法などはありませんが、夏には花が休みます。

秋にはまた咲き出すので切り戻して秋の開花の準備をしておきましょう。

冬越し

耐寒性は品種によって多少違いはありますが、−5℃〜10℃くらい耐えられるので関東以南であれば地際で切り詰める必要もなくそのまま冬越しさせられます。

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