冷え対策〜食事編〜
こちらでは冷えに効く大まかな食材の選び方について紹介していきたいと思います。
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食べ物には体を冷やす食べ物と体を温める食べ物がある
ここで言う事全てが当てはまる訳ではありませんが、薬膳の観点から言うと体を冷やす食べ物と、温める食べ物は、育つ場所、期間、時期、育ち方や色や見た目で区別します。
薬膳では食材が体に入った時の性質を、寒・涼・温・熱の4つに分類します。
この性質を四性といって大きく分けると寒涼性・温熱性どちらでもない平穏性という3つに分類されます。
寒涼性の食材
例えば寒涼性の食べ物にはそのまま食べられる水分が多い食品があります。
トマト・大根・キュウリの他にもナス・冬瓜・白菜・梨・バナナ・砂糖・塩・柿・こんにゃく・レタス・オクラなどがあります。
夏に穫れて比較的色が白いことが共通した特徴です。
全てではないですが、体を冷やす食べ物に多い特徴としては暖かい時期、暖かい場所に育ち、色は白、青や紫、緑色をしている場合が多いのが大まかな特徴です。
夏場の野菜は地上から上に育って出来る野菜が多く、日差しも強くて気温が高い状態で育つには植物たちは自分の温度が上がりすぎないように水分をたくさん蓄えたり、日光をたくさん吸収出来るよう緑色にできています。
その作用がそれを食べた人にも作用すると言われています。
温熱性の食材
体を冷やす野菜の逆で体を温める野菜は冬野菜で地中にできる野菜が多いと言うことになります。
黒・焦げ茶・赤・オレンジが色の特徴です。
生姜・シナモン・ニンニク・黒砂糖・栗・八角・長ネギ・鶏肉・胡桃・人参・玉ねぎ・鯵・鰯などがあります。
体を温める食べ物は寒さを凌ぐために地中にできる食べ物が多くあります。
平性の食材
お次はどちらでもない平性の食材です。
長芋・大豆・じゃがいも・卵・サツマイモ・ハチミツなどがあります。
特徴としては穀物系で体のエネルギーになるような食品が多いです。
全てが当てはまる訳ではないですが、特徴を覚えておくと食材選びにとっても便利ですね♪
東洋医学の考え方では
東洋医学では女性は「陰」の性質を持っているとされ、陰の性質が強ければ強いほど冷え性になることが多いと考えられています。
そこでさらに冷えにつながる食品を摂ってしまうと体がより陰に傾いてしまうので、なるべく温熱性の食品を多く取り、バランスを取ることが大切です。
でも・・寒涼性にも美味しいものが沢山あって食べたくなってしまいます。どうしても寒涼性の食品が食べたい場合は温熱性の食品と一緒にスープにするのがおすすめです。
それから生で食べる場合でも市販のドレッシングはやめて温熱性の野菜を使ったドレッシングを作ってなるべく陽と陰のバランスを整える事が大切になります。