癌リスクの高い食品その④「清涼飲料水」
清涼飲料水は私も特に気をつけて避けているものの一つです。
身近な人間を見ていると癌を始め病気になる人は自動販売機の甘いジュースが大好きなように思えます。
子供の頃は皆飲んでるからと気にせず飲んでいましたが、飲まない期間が開けば開くほど美味しさが分からなくなっていって、今ではこれは何かがおかしいと野生の勘が悟ったのか口の中が砂糖のような何かでギトギトになる気持ち悪い液体という認識です。
遠ざければ遠ざけるほど不味くなり、飲めば飲むほど美味しくなるという魔法の飲み物ですね。
まず前提として、国際癌研究機関通称「IARC」という癌について研究している機関があります。
そこでは人に対する発癌性に関する様々な物質や要因を評価して4段階に分類しています。どんなものが発癌性を持っているのか世界的に研究され明らかになってきています。
ちなみにこの分類は発癌性があるかどうかの「証拠の強さ」を示すものであって物質の発癌性の強さやリスクの大きさを示すものではありません。
あくまで「この成分には発癌性があります」とどのくらいの強さで言えるかという事です。
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「グループ1」
清涼飲料水には「グループ1」のベンゼンが含まれます。グループ1は「人に対して発癌性がある」です。
グループ2は「人に対しておそらく発癌性がある」だったのでグループ1の方が危険度が高い事になります。
ベンゼン
ベンゼンは合成ゴムや合成洗剤の製造時に使用される化学物質の事です。環境中にも存在していて、自動車の排気や石油の燃焼で空気中に排泄されているので呼吸によっても摂取される事もあります。これは喫煙にも同じ事が言えます。
排気ガスやタバコと同じ毒が清涼飲料水にも入っているのは少し驚きです。
ベンゼンはもちろん添加物ではないし、製造ラインが汚染されている訳でもなく、ペットボトルから出るのでは?とも思いますがこれも違います。
清涼飲料水の原材料や製品の保存条件等の因子が複雑に絡み合った結果、清涼飲料水中でベンゼンが生成されています。
研究の結果、食品添加物である安息香酸塩とアスコルビン酸が熱や紫外線などの影響を受けてベンゼンを生成させたと示しています。
食品添加物は安全性の確認が取れているので食品に添加されているのですが、その添加物単体での毒性などは確認されていても、複数の添加物を掛け合わせた時の毒性や長期に及んで摂取した時の影響などは研究されていません。
新しい清涼飲料水が沢山発売されていますが、もしかしたら新たな化学反応を起こしている可能性があるという事を頭に入れておきたいです。
食品添加物は少量なら安全とされていますが、まだ歴史が浅いので、これからいろんな闇が暴かれていくことを願います。