花粉症の人が避けるべき食べ物(野菜・果物編)
花粉は1月から10月までおほぼ1年中飛んでいます。
そんな花粉症ですが花粉が悪さをしているわけではなく、自分の体の免疫の暴走によって起こるので食生活によっては花粉症になりづらくなったり、逆に症状が悪化する事もあります。
今回は花粉症の人が避けるべき野菜・果物についてご紹介してしていきます。
アレルギー症状を悪化させる食べ物
花粉症によっては特定の食べ物を食べると更にアレルギーの症状が酷くなることがあります。
ハンノキ・シラカバ花粉症 |
ハンノキやシラカバ花粉症の人がりんごを食べると、口腔アレルギー症候群を引き起こしてしまいます。これはりんごに含まれるタンパク質と花粉に含まれるタンパク質が似ている為に起こる症状です。 りんごの他にも桃やさくらんぼなど他の果物でもアレルギー反応が出ることがあります。ハンノキ花粉症の人がりんごや梨、苺、桃を食べてアレルギーになった実例があります。 他にもカバノキ科の花粉症の人はスモモ、あんず、アーモンド、セロリ、ニンジン、ジャガイモ、大豆、ピーナッツ、キウイ、ヘーゼルナッツ、マンゴー、シシトウなどでアレルギー反応が出る可能性があります。 ただ、個人差があるので現在症状が出ていなければ気にせず食べても問題ありません。 |
ヒノキ花粉症 |
ヒノキ花粉症の人がトマトを食べると口腔アレルギーが出る事があります。 藤田医科大学によるとスギ、ヒノキ花粉症の人がトマトを食べても実際に症状が出ることは稀だそうです。なので症状が出てない人は心配しなくて大丈夫です。 |
イネ花粉症 |
イネ花粉症の人はウリ科の果物を食べると口腔アレルギーが起こる可能性があります。 症状が出た人はイネ花粉の飛散時期である初夏と秋口は避けて、なるべく7月から8月の真夏の時期に食べる事をお勧めします。 他にもキウイやオレンジ、トマト、ジャガイモ、ピーナッツ、小麦などにも注意が必要です。 |
これらの食材を食べた後に口の中が荒れる人は、一旦食べるのをやめて様子見する事をお勧めします。
私は口の中が荒れることはありませんが、これらの食材で口の中や喉が痒くなる事に思い当たる節があります。その時飛んでいる花粉が関係するとは思ってもいませんでした。これから注意しながら食べてみます😭
ヨモギ花粉症 |
ヨモギ花粉症がある人は、人参、セロリなどの野菜でも口腔アレルギーが発生する事があります。 他にもマンゴーなどが該当するので注意が必要です。 |
ブタクサ花粉症 |
ブタクサ花粉症の人がバナナを食べると口腔アレルギーが出る事があります。 メロンやスイカ、キュウリ、ズッキーニなどウリ科植物全般で口の中が荒れる事もあります。 |
8月から10月に掛けてバナナやセリ科ウリ科野菜を食べて口の中が荒れた場合はブタクサやヨモギ花粉種の疑いがあるという事になります。
ただ口腔アレルギーを起こすタンパク質は熱に弱いため、加熱や調理をすればアレルギーが起こる事は殆どありません。例えばトマトの場合、生で食べると症状が出る事があってもジュースや加熱調理したものなら大丈夫です。
例外ではピーナッツやアーモンドがあります。これらの食材は加熱してもアレルゲンが変化しない性質があるのでハンノキ・シラカバ・イネの花粉症を持っている人は様子を見ながら食べることをお勧めします。
アレルギーには個人差があるので、症状が出ていない人は特に心配する必要はありません。