のらぼう菜
先日、人生で初めて食べたのらぼう菜という野菜❤️菜花に見た目が似ているので苦いものと思いきや、ほんのり甘くてとっても美味しかったのでのらぼう菜について調べてみました^^
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のらぼう菜
のらぼう菜は、おもに東京都の西多摩地方や埼玉県飯能市周辺で栽培されており、江戸時代にはすでに食べられていた野菜です。
耐寒性に優れ、天明の大飢饉と天保大飢饉の際に人々を飢餓から救ったという記録が残ります。
アブラナ科アブラナ属の野菜で、見た目は菜の花に似ていますが苦味やクセはありません。
歴史
のらぼう菜がいつ頃から日本で栽培され始めたのかは不明です。ジャワ島を経由してオランダの交易船が持ち込んだセイヨウアブラナ(洋種なばな)の1種で、「闍婆菜」(じゃばな)という品種を原種とする説があり、この闍婆菜は各地で栽培が広まり、すでに江戸時代初期は、西多摩地方でも栽培されていました。
漢字では「野良坊菜」と記載され、農民が年貢の取り立てを免れるために「野良にぼーっと生えていて役にたたないもの」という意味合いで名付けたという説もあります。
特徴
セイヨウアブラナの系統に属し、耐寒性に優れた品種です。茎にほのかな甘味とほどよい歯ごたえがあります。
100g中に鉄分を1.15mg、ビタミンAを1580I U、ビタミンCが小松菜の2倍量相当の90ミリグラム、ほかにも食物繊維を豊富に含みます。
花茎を折ってもまた次の脇芽を何度も出す旺盛な生命力を持った品種で、収穫後はしおれ易くて長距離輸送や大量出荷に不向きで、生産地付近でのみ消費される地方野菜として受け継がれてきました。近年は苦みやくせがない味わいが注目され品種改良が進められています。
主な調理法
- おひたし
- 和え物
- 炒め物
- パスタ
- スープ
色々なお料理に合います。