Oil

ゼラニウムオイル

ゼラニウム

南アフリカを原産としたフウロソウ科の多年草の植物で、17世紀初頭あたりにヨーロッパに持ち込まれます。

主にフランスで栽培、19世紀後半になってインド洋のレユニオン島(フランス領)に渡ったとされています。

ローズと似た香りがすることから、「ローズ・ゼラニウム」、「ニオイゼラニウム」などと呼ばれ、中世ヨーロッパでは魔除けとして玄関にこの植物を植えたり、スキンケアにも良い効果をもたらしてくれます。

ラベンダーと同様、火傷や皮膚の炎症、傷に原液を塗って傷の手当に使用します。ゼラニウムという名前のつく植物の中で、香りのいいものはセンテッドゼラニウムと呼ばれています。

約200種類が存在し、精油として使用せれるのはごく一部です。種子の形がコウノトリのくちばしに似ていることから学名である「Pelargonium」はギリシャ語の「Palargos(コウノトリ)」から由来していると言われています。精油は葉から抽出され、スキンケアや、女性特有の婦人科系の不調などへの作用を得意とします。

効果・効能

リラックス

ローズ調の甘みのある強い香りの中に少しスパイシーさが感じられその香りは心身をゆったりとした心地よい安心感をもたらしてくれます。甘いだけではなく、青みのある清涼感もあるので静寂の中に力強さを思わせ、心のリラックスに導いてくれます。

スキンケア

スキンケアを得意としするゼラニウムはお肌のコンディションを整えてくれます。ラベンダーやカモミール・ジャーマンなどに匹敵するスキンケアの作用を持ちます。抗炎症や抗菌・抗真菌に優れ、特にストレスを原因とした吹き出物やニキビなどのお肌トラブルを抑制してくれます。また、皮膚の感染症である水虫などの予防にも働きかけてくれます。

婦人科系の不調改善

婦人科系の症状で悩みにはたらきかけてくれるゼラニウムは月経痛やPMS(月経前症候群)にも作用してくれます。鎮痛・鎮静・自律神経調整などを得意とするシトロネラールやリナロールを多く含み、神経系の緊張や関節痛のも作用してくれます。

浮腫みの解消

神経系のバランスを得意とするゼラニウムは浮腫みにも作用してくれます。神経が過敏になることで、体の筋肉が緊張し、筋肉の活動が抑制されてしまいます。ゼラニウムは鎮静や鎮痛、静脈強壮などの作用があり、筋肉の緊張や痛みを和らげ、血流を促すことで浮腫みの緩和にも繋がります。

頭皮のケア

神経系のバランスを整えてくれることで、肩こりや目の疲れ、神経の緊張などで凝り固まった頭皮の緊張を緩和してくれ、血行が促進されると頭皮環境の改善にも繋がります。保湿や皮膚の弾力回復の作用もあるので、フケの予防にも繋がります。

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