シミ対策は食事から
糖化を完全に避けることはできませんが、対策をとる事で糖化を緩やかにすることはできます。
そこでシミに効く食べ物について深堀していこうと思います。
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AGEを多く含む食品
糖とタンパク質を高温加熱した食品に多く含まれます。パンケーキのような焼き菓子や肉の加工品などがこれに当たります。
AGE含有量が特に多い食品を具体的にいくつか紹介したいと思います。
身近なものでは、フランクフルトや5分焼いた豚肉です。KU(キロユニット)というAGEの含有量を表す単位で言うと90g当たり10143KUにもなります。
ローストビーフ90gが5464KU・ツナのオイル缶詰が90gで1566KUとなっています。
AGEの少ない食品
魚や野菜、果物はAGE含有量が少ない傾向にあります。
例えば生の人参100g当たり10KU、バナナ9KU、りんご13KUと言ったところで多い食品と比べると桁が全然違います。
意識的にAGE含有量が多い食材を避け、低い食品を摂るのは糖化を防ぐ一つの方法です。また、抗糖化食材と呼ばれる食品を積極的に摂るのもお勧めです。
抗糖化食材をご紹介
ブロッコリーの新芽やブロッコリースプラウトにはAGEの生成を抑える成分であるステフォラファンが豊富に含まれています。
カモミールティーに含まれるカマメロサイドと言うポリフェノールも抗糖化に効果的です。
血糖値にも注意
食品だけでなく食後の血糖値の上昇を緩やかにするのも大切です。糖化は食後に高血糖状態が続くと起こるため、炭水化物やお菓子、甘い清涼飲料水など糖質の摂りすぎは血糖値の上昇を招きます。
摂りすぎには注意しなければいけませんが、食べてはいけないと言う事ではありません。そんな時は食べる順番に気をつけてみると良いでしょう。サラダや野菜料理を食事の最初に取るのがお勧めです。野菜やきのこ、海藻に含まれる食物繊維は、糖質の吸収を緩やかにする働きがあります。
AGEの発生しやすい調理法
AGEは生野菜や刺身などの生物に少なく、トンカツや唐揚げなど、高温の油で調理した動物性脂肪食品に特に多く含まれます。
加熱温度が高いほど多く発生するので、調理法は生⇨蒸す⇨茹でる⇨煮る⇨炒める⇨焼く⇨揚げるの順で多くなって行きます。電子レンジの場合、見た目で焦げは付きませんがマイクロ波を使って短時間で高温調理してるので焦げ目をつけるのと同じ状態になっています。
例えば鶏の水炊きのAGE量を1とすると、焼き鳥は6倍、唐揚げは10倍にもなるそうです。油を使った調理をするときには、焼いたり揚げたりする前にレモン汁やワインビネガーなど酸味の強い液体で1時間程浸すことにより、糖化が抑えられAGEが6割程減るという研究報告があります。
糖化によるシミ予防対策でした。