ホワイトセージの育て方
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ホワイトセージ
米国南部からメキシコ原産のシソ科アサギリ属(サルビア属)の常緑の底木です。
白っぽい油分を含んだ葉と茎が特徴で紫や白の花を咲かせます。
空間の空気を浄化する作用があるとしてネイティブアメリカン達の「聖なるハーブ」として儀式などに用いられてきました。
現代でもお香として人気の高いハーブとなっています。
分類 | ハーブ |
草丈・樹高 | 〜2m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
開花時期 | 6〜8月 |
花色 | 紫・白 |
置き場所と日当たり
日当たりと風通しの良い場所を好み湿度の高い環境を苦手とするので適度に剪定をして風通しをよくしてあげましょう。
地植えの場合の水やりは基本的には不要ですが、鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷりお水を与えましょう。
冬は−5℃まで耐えられますが、幼い株は冬越しできずに枯れてしまうので冬が来たら室内で管理するのが無難です。
湿度の高い環境では葉が育ってきたら剪定し、風通しをよくすることを心がけます。
傷んだ葉は病害虫の原因になるので見つけ次第取り除きます。
花が咲くと株全体に栄養が行き渡らなくなってしまうので花を楽しみたい場合以外は花芽を摘み取って株の生育を良くします。
土選び
中性〜弱アルカリ性の水捌けの良い土を選びましょう。
市販のものならハーブ用土で育てられます。
ブレンドする場合は赤玉土5:腐葉土3:バーミキュライト2の割合にすると良いでしょう。
地植えの場合はよく耕した土に苦土石灰を混ぜて寝かせておきます。
水やりのポイント
湿気を嫌い乾燥を好む植物なので地植えの場合は基本的には水やりは不要です。
鉢植えの場合土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料
植え付けの時に緩効性化成肥料を土に混ぜた後4〜6月は月に一回固形肥料を与えるか液体肥料を2、3週間置きに与え9月頃に同じように肥料を与えると生育が良くなります。
病害虫
日光不足や、梅雨などの湿度の高い環境でネグサレセンチュウやアカダニによって葉が枯れたり、根腐れを起こしたりする事があります。害虫の被害にあった部分はすぐに取り除き、株の風通しをよくします。
湿気の少ない環境では特に心配する必要はありません。
剪定・切り戻し
湿度の高い環境では弱ってしまいがちなので、梅雨前に収穫も兼ねて枝を1/2程に切り戻します。
傷んだ葉は取り除き、株を大きくしたい場合は花芽を摘み取ります。
植え替え
地植えはスペースが確保されていれば植え替えの必要はありません。
鉢植えの場合は1〜2年に一度4〜5月頃に植え替えを行います。
株へのダメージを軽減するには3日ほど日陰で管理してあげましょう。
増やし方
ホワイトセージは挿木で増やせます。
手順はこちら⇨ホワイトセージの挿木