アーモンドオイル
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アーモンドオイル
アーモンドは、食用以外にも、良質なオイルの原料として注目されています。植物油の中でも抜群の保湿力を持ち、頭の先から足の裏まで全身のケアができるという優れたオイルです。
アーモンドの木は中東が原産で、現在は北アフリカ、地中海沿岸やカリフォルニアなどの温暖な地域で盛んに栽培されています。どの肌タイプにも使えます。とても使いやすいことから、最もよく使用されるキャリアオイルの一つです。
基本情報
摘出部位 | 種 |
摘出法 | 低温圧搾法(コールドプレス、冷搾法、常温絞り) |
色 | 薄い黄色 |
粘性 | 少し粘性がある |
浸透力 | 遅いが奥まで浸透 |
香り | ほんのりアーモンドの香り |
酸化 | 酸化しにくい (ヨウ素価 95-103) |
効果・効能
・乾燥肌を保湿
皮膚を柔らかくし、水分や栄養分を肌の中に閉じ込める効果があり、化粧品の原料にもよく使われます。乾燥肌の人は特に、肌がしっとりし、ハリが出ます。
・美白効果
アーモンドオイルは美白にも効果的です。メラニン細胞がシミの原因になり、そのメラニン細胞を作る、メラノサイトの育成を抑制する効果がアオーモンドオイルにはあります。また、紫外線に当たった時にメラニンを黒くするチロシナーゼのいう酵素の働きを抑制する効果もあります。
・日焼けを鎮静
アーモンドオイルは日焼けをしてしまった肌の炎症を抑える効果があります。日焼け後の夜に、肌に塗布し軽くマッサージをします。消炎作用があるエッセンシャルオイルと一緒に使用すると、更なる相乗効果が期待できます。
・消炎作用
日焼けだけでなく、皮膚炎といった肌の炎症全般に消炎作用があります。
湿疹や乾癬、皮膚炎などからくる、かゆみも抑えてくれます。乾燥も同時に緩和させてくれます。
・皮膚の奥まで浸透
吸収性に関しては他に比べ遅く、ゆっくりと浸透していくタイプです。しかし、表皮のさらに下にある、真皮まで作用すると言われています。そのため、ゆっくり時間をかけてマッサージをするのに向いています。エッセンシャルオイルやハーブと一緒にマッサージをする場合、より奥まで浸透するので、いいキャリアオイルとしての働きが期待できます。
使い方
・保湿オイルに
スイートアーモンドオイルは、浸透力や保湿力があると言われています。そのため顔へ使用する場合は、保湿用のクリームに向きます。さらに使い続けることで美白効果も期待できます。毎日の使用には向きませんが、精油と一緒に顔へのオイルマッサージをたまにすることで、栄養補給ができます。
・日焼け後のボディオイルに
炎症を抑える効果と、美白効果があるので、日焼け後や炎症などによって熱を持ってしまった肌に最適です。そのまま、若しくは精油を混ぜてボディーオイルとして使用します。もしくはクリームやローションに混ぜて使用するとさっぱり使用できます。
注意点
アレルギーを引き起こす場合があるのでパッチテストなどで試してから使用するようにしましょう。