癌リスクの高い食品その③「ナッツ」
ナッツは糖質が低く質の良い油や栄養が沢山摂れるとよく耳にします。私もそう思ってよくナッツを食べますが、デメリットの事は耳にした事がありませんでした。
という事で何がデメリットになるのか見ていきましょう。
まず前提として、国際癌研究機関通称「IARC」という癌について研究している機関があります。
そこでは人に対する発癌性に関する様々な物質や要因を評価して4段階に分類しています。どんなものが発癌性を持っているのか世界的に研究され明らかになってきています。
ちなみにこの分類は発癌性があるかどうかの「証拠の強さ」を示すものであって物質の発癌性の強さやリスクの大きさを示すものではありません。
あくまで「この成分には発癌性があります」とどのくらいの強さで言えるかという事です。
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グループ1
ナッツにはグループ1に分類されるアフラトキシンが含まれています。
「人に対して発癌性がある」物質がナッツに含まれているという事です。
アフラトキシン
アフラトキシンとは簡単に言うと「カビ毒」の事を言います。植物の病原菌であるカビや貯蔵している穀物などを汚染するカビが作り出す化学物質です。
その中で人や家畜の健康に悪影響を及ぼすものをカビ毒と言います。そのカビ毒の中にアフラトキシンが含まれます。
このアフラトキシンに汚染される最適な条件は温度30℃前後で湿度95%以上なので、高温多湿の熱帯地域が最もこの物質には適しています。
ナッツの産地はインドネシアやインド、タイなどの熱帯地域が多いので、ナッツ類にはアフラトキシンを含んでいる可能性があるという事になります。
そしてアフラトキシンは食品中で発生するので、目では確認できません。更に熱に強いので調理で加熱をしても完全には分解できずに残ってしまいます。
輸入品のナッツには注意が必要という事になります。
ナッツにはメリットも沢山あるので完全に断つには勿体無い食品だと思うので、産地などに気をつけながらこれも嗜む程度に摂れば問題な差そうです。