ニームの育て方
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ニーム
別名インドセンダンとも呼ばれ、木には虫除け効果や様々な薬効があることから古くからインドで親しまれています。
そんなニームの苗を手に入れたので育て方や管理の仕方などをまとめてみました。
分類 | 庭木・常緑 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
開花時期 | 5〜6月 |
置き場所と日当たり
インド原産のニームは暖かく乾燥した環境でよく育ちます。春〜秋は屋外で管理できますが、寒さには弱いので冬は室内で管理します。
冬でも暖かい時間は外に出して日に当てますがそれ以外は室内で管理するのが無難でしょう。
日本で栽培する場合は沖縄以外での地植えは向きません。
土選び
水捌けが良い土を選びまよう。
市販のものでは観葉植物の土で育ちます。
ブレンドする場合はパーライト、赤玉土、腐葉土を配合して使いましょう。
肥料
肥料がなくても育ちますが春から夏の生育期に暖効性肥料を与えましょう。
冬は休眠期に入るので肥料は不要です。
水やり
春から秋の暖かい時期は土が乾いたらたっぷり与えます。常に土が湿っている状態を嫌うので土がしっかり乾いてから水やりしましょう。
寒くなってきたら水やりを控えて乾燥気味に育てます。根の活動が低下している時期に水やりをしすぎると根腐れの原因になります。
病害虫
蒸れた状態にあるとうどんこ病が発生する事があります。
うどんこ病はカビの一種なので風通しを良くしてあげると良いでしょう。
害虫ではカイガラムシやハダニが付く事があります。
被害を受けて株が弱る前に見つけ次第薬剤を散布するか捕殺するようにしましょう。
剪定・切り戻し
ニームは6月頃に新芽を出し始めます。成長していくうちに木と鉢のバランスが悪くなるので、高さを抑える場合は頂点を切ります。
わき目が出てきて枝が茂ります。
風通しが悪くなりそうな場合は枝を空いてあげましょう。
寒い時期が苦手な植物なので暖かい5〜9月に行いましょう。
植え付け・植え替え
植え付け・植え替えも生育期の5〜9月に行うようにしましょう。
鉢が根でパンパンになったら一回り大きい鉢へ根鉢を崩さないように優しく行いましょう。
葉や茎も折れやすいので優しくがポイントです。
最後に水をたっぷり与え、直射日光は当てずに半日陰で根付くのを待ちましょう。
増やし方
ニームは挿木で増やす事ができます。
時期は5〜6月。15cmほどの元気な枝を切り落とし、先端の新芽を3枚ほど残して切り口を水に浸けます。
バーミキュライトや赤玉土の入ったポットに挿して10日程で新しい根が出てきます。
しっかり根が出てきたら用土に植え替えてあげましょう。
冬越し
寒さに弱いので気温が10℃下回るようであれば室内で管理しましょう。
ニームを育ててみて
まだ今年の秋の初めに家に来たばかりですが虫除け効果をかなり実感しています。
家の中に虫の居た形跡がいつも残る場所に置いてみたらすぐに効果が感じられました。
これでお掃除も少し楽になりました。
来年は増やして家の至る所に置けたらいいなと思います^^