癌にはなりたくないですね。
先日お世話になっているクリニックの院長が癌で闘病の為、引退されました。
親族でも老衰以外の死因は皆癌です。
今流行りの感染症よりも癌の方が身近で罹る人が多いので、こちらの方が怖い病気だと思っています。
昨今日本では、2人に一人が癌で亡くなっているそうです。
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巷では健康にいいというものが溢れていますが・・・
健康に良いと言われていても、選び方や食べ方によって癌になる可能性を秘めているものがたくさんあります。
健康にいいと言われているものをただ食べるだけでは、効果があまりないのが現実です。
私の親族で癌で亡くなった人は健康に無頓着だった訳ではありません。テレビで紹介される体に良いと言われるものを紹介された後すぐに実践していました。
自分では健康意識が高いと思っていても効果がなければ本末転倒です。
私も同じ道を辿らないために少し知識を蓄えたいと思います。
癌とは?
現在日本人の2人に1人は一生のうちに何らかの癌に罹ると言われています。男性は65%、女性は50%の確率で生涯のうちに癌に罹るとされています。
それほど今の日本人は癌のリスクを高める生活をしています。
そして、予防はできるけど完全に防ぐ事はできません。他の病気にも言えることかもしれませんが、国民病である癌はその傾向が強いです。
どんなに心掛けていても「ならないようにする」事はできません。それでも「なりにくくする」事ができるなら予防は十分やる価値があります。
癌は感染症のように人から移るものではなく、遺伝子が傷つく事によって起こる病気です。
一部の癌にはウイルスなどの感染が関係している場合がありますが、癌という病気そのものが人から人へ移ることはありません。
もし身近で癌になってしまった人がいても寄り添って治療の手助けをすることも可能です。
悪性腫瘍
癌を「悪性腫瘍」と言うこともあります。
腫瘍とは体内にできた細胞の塊の事で、正常な細胞は体の周囲の状態に応じて増えたり、増えることをやめたりします。
ですが、何らかの原因でできた異常な細胞が体の中に細胞の塊を作ることがあります。これが腫瘍です。
腫瘍には癌である悪性のものと悪さをしない良性のものがあります。
腫瘍のうち無秩序に増殖しながら周囲に滲み出るように広がる「浸潤」や、体のあちこちに飛び火して新しい塊を作る「転移」をするものが悪性腫瘍と呼ばれます。
逆に浸潤も転移も起こさないのが良性の腫瘍になります。
ざっくり分けると種類は2つ
その悪性腫瘍、癌を発生した細胞の種類によって「固形癌」と「血液癌」に分類されます。
全ての癌に◯◯癌と病名が付いてるわけではないので聞き覚えがある方も多いでしょう。
固形癌
固形癌の中でも「癌腫」と「肉腫」に分けられます。
癌腫は上皮細胞に発生する癌です。
上皮細胞とは消化管や気道などの内側や、体の表面、臓器などを覆う細胞で、いわゆる皮膚や粘膜の表面の事です。
ここにできる癌は肺癌に乳癌、胃癌や大腸癌、子宮癌、卵巣癌、それに頭頸部の癌などの事を言います。
肉腫
肉腫とは皮上皮性細胞に発生する癌です。
非上皮細胞とは体の表面以外の事なので骨や筋肉のことを指します。
骨や筋肉を作る細胞にできる癌は骨肉腫、軟骨肉腫や横紋筋肉腫、平滑筋肉腫に線維肉腫、脂肪肉腫、そして血管肉腫などがあります。
特徴
癌腫、肉腫どちらにも言える特徴は浸潤や転移があることと塊で増える事です。
周囲に滲み出るように広がったり、あちこちに飛び火して新しい癌を作ったりして塊で増えていくという事です。
対して、血液癌は名前の通り血球にできる癌のことをいいます。具体的には、白血球などの血管や骨髄、リンパ節の中にある細胞にできます。
白血球は異物の侵入から守る成分で、骨髄はその白血球や赤血球、血小板を作る組織です。
血液癌は塊を作らずに増えていきます。悪性リンパ種では塊ができてリンパ節などが腫れる事がありますが、塊が作られないと「癌があります」「では取りましょう」とは簡単にはいきません。
癌はどうしてできるのか
まず、人の体は60兆個もの細胞からできています。その細胞達は、細胞分裂して日々新しものへと入れ替わって働きを維持しています。
一日に新旧が入れ替わるのは全体の約2%、1.2兆個もの細胞が細胞分裂によって毎日生まれています。
それだけ体内で細胞のコピー&ペーストが行われています。ただ、人間は完璧ではないのでコピーミスも起こります。これを遺伝子の突然変異と言います。
突然変異を起こした細胞は多くの場合生き延びることができず死んでしまいますが、ある遺伝子に突然変異が起こると細胞は死ぬことができなくなって、とめどなく分裂を繰り返す事になります。
この死なない細胞が癌細胞です。
癌細胞は健康な人でも毎日5000個程発生しては消えています。
最初の原因は細胞のコピーミス、突然変異です。その突然変異を起こすリスクを上げるものが食べ物に含まれています。
食べ物は体を作るための材料とよく言いますが、材料次第で細胞は突然変異を起こします。
そうならない為にも正しい食品の選び方も身につけていきたいですね。