シミ
冬の間は紫外線も少ないし外に出る機会も少ないのでシミが濃くなる!なんて事をあまり心配しなくても良かったのですが、これからの暖かい時期は今あるシミが更に濃くなるんじゃないか・・また新たに増えるのでは・・なんて事を考えてしまいます😂⇦私だけ?
そんな今日この頃、シミについて調べたことをまとめてみました^^
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シミができる原因
・紫外線から皮膚を守るメラニン色素
皮膚は、一番外側の表皮と、その内側にある真皮からできていますが、シミに深く関わっているのが、表皮。表皮は「ケラチノサイト(表皮細胞)」と表皮の一番下の基底層にある「メラノサイト(色素細胞)」などから成っています。紫外線を浴びるとチロシナーゼという酵素が活発になってメラノサイト内でメラニンという色素が生成されます。それがケラチノサイトに受け渡されることで紫外線から細胞核を守ります。
皮膚の細胞は、通常約28日周期で新しい細胞に生まれ変わる「ターンオーバー(新陳代謝)」を繰り返しています。基底層にある細胞が分裂して皮膚表面に押し上げられ、最後は表面からはがれていくというもの。いわばアカがはがれ落ちるようなものです。よって、紫外線を浴びて作られたメラニンも、ほぼ28日サイクルで役割を終え、古い細胞とともにはがれ落ちます。
・ターンオーバーのサイクルが乱れるとメラニン色素が沈着してシミに
ところがさまざまな原因で、メラニンが過剰に作られ、ターンオーバーのサイクルが乱れて新陳代謝が滞ると、本来はがれ落ちるはずのメラニンも、そのまま滞って色素沈着=「シミ」となってしまうのです。
シミができる主な原因は紫外線です。長年紫外線を浴び続けることで肌がダメージを受け(光老化)、皮膚細胞の再生能力が低下、メラニンを外に排泄する力が弱くなってしまいます。
・紫外線以外の原因
紫外線以外にも虫刺されによる肌の炎症が起こるとメラニンが再生されます。虫に刺された箇所を刺激するなどして炎症が強くなるとそれだけ多量のメラニンが生成されて炎症が収まった後、肌に沈着してしまいます。
虫刺されだけでなく摩擦などの物理的な刺激によってもメラノサイトが刺激されます。そしてシミの原因として最近注目されてるのが活性酸素と糖化です。
活性酸素とは体内に入った酸素の一部が他の物質と反応し易い状態に変化したものでこの体内で発生した活性酸素はメラノサイトを刺激して黒色メラニンの生成を促し、シミの原因になります。
活性酸素の発生する原因は、紫外線やストレス、大気汚染やタバコなどが挙げられます。
糖化というのは糖とタンパク質が結びついて熱が加わった時に起こる現象です。人の体内では食事で過剰摂取した糖質が血中で余り、体内の組織や細胞が構成するタンパク質にくっつきます。これが体内で温められ、糖化が起こります。そして、高血糖状態が長く続くほど糖化は進み、体内のタンパク質は糖まみれになって劣化し、AGEという悪玉物質に変わります。
AGEとは終末糖化産物という茶褐色の物質、つまり焦げのようなものです。体内の様々な組織にAGEが長い間蓄積すると、老化を早め体内機能を低下させる事で様々な病気の引き金になります。
肌のコラーゲンが糖化してAGEが増えると、茶色いシミやシワ、たるみの原因になってしまいます。
-ここで糖化診断-
- 年齢以上に老けて見られる事が多い
- 揚げ物や炭水化物が好き
- ベーコンやソーセージをよく食べる
- 野菜が嫌いであまり食べない
- 食べてすぐ寝てしまう
- ジュースをよく飲む
- 運動をする習慣がない
当てはまる項目が多くある人ほど糖化が進んでいる可能性があります。
・シミを放置しておくと起こること
シミを長年放置したままにしておくと、イボ状に隆起し、「脂漏性角化症」という老人性のイボに進展することもあります。また、長年紫外線を浴び続けて光老化がすすむと、皮膚がかさかさしたうろこ状やかさぶたのようになることがあります。これは「日光角化症」といい、まれに皮膚癌の元になることもある病変です。
・隠れた病気があることも
たかがシミ、痛くもかゆくもない…と軽く考えていると思わぬ病気が潜んでいることも。シミに似た症状が出る病気として、「表在型基底細胞癌」「悪性黒色腫(悪性黒子)」などの皮膚癌、体内に摂取された薬剤によってできる「固定薬疹」、「ボーエン病」などがあります。
胸・腹・背など、日光に当たらない部位に発生する、シミの中にただれができる、徐々に盛り上がってきた、発熱を伴うなどの症状が出てきたら、すぐに専門医を受診しましょう。
自然にできるからと言って放置もよくないとわかると対策の仕方も覚えておかないといけませんね😂