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スギナ

雑草だと思ってバシバシ抜いていましたが、ちゃんと薬効がある野草だった事を最近知りました。

そんなスギナについてまとめてみました。

スギナ

スギナは北海道から九州、北半球の暖帯から寒帯にかけて広く分布する夏緑性の多年生シダ植物。生育地は広範であり、湿原の中にも、乾燥傾向の場所にも生育し、時として畑の害草としてやっかいがられる植物でもある。胞子とともに地下茎でも繁殖し純群落を形成することもある。このような密に生育する場所では胞子嚢穂を形成することは少ない。

畑地、道ばたなどいたるところに普通に生育し、防除の困難な雑草の一つです。『ツクシ(土筆)』は光合成を行なわず、春早く現れ、次に光合成を行う『スギナ(杉菜)』が現れます。

スギナ(杉菜)は草の姿が杉の木に似ているところから付けられた名前です。ツクシは・スギナに付いているから「付く子」、・土を突いて地表に出てくるから「突く子」、・節のところで切り離しても継ぐことができるから「継く子」、と色々な説があります。また、漢字の「土筆」はその姿形が筆に似ているところからあてられた字です。

スギナには、シリカやクロロフィルをはじめ、カリウムやカルシウムなどのミネラル類、ビタミンB1,B2,Cなどのビタミン類、アミノ酸など多くの成分を含んでいます。“ミネラルの宝庫”とも言われ健康維持に欠かせない成分が豊富に含まれています。

つくしは食用として利用されることが有名ですが、その栄養茎であるスギナも日本で古くから万能の薬草として利用されてきました。漢方でも「問荊(もんけい)」として知られ、ドイツではハーブティーとして古くから親しまれているそうです。

スギナに含まれる栄養

  • シリカ
  • クロロフィル
  • カリウム
  • ナトリウム
  • カルシウムなどのミネラル類
  • ビタミンB1,B2,Cなどのビタミン類アミノ酸など

効果・効能

-利尿作用-

スギナには利尿作用があり、むくみの解消に役立ちます。豊富に含まれるカリウムが体内のナトリウムを排出し、水分代謝が活性化されるためむくみにも効果的です。また、腎臓のはたらきを高めてくれると言われています。

-デトックス-

作用葉緑素の成分が血液を作りきれいにしてくれるため、血液循環がよくなり身体にたまった有害物質を外に排出してくれます。これにより、身体がスッキリ軽くなったり、お肌の調子もよくなったり、といったデトックス効果が期待できます。身体の機能を整えてくれるので、ダイエットのサポートとして取り入れるのも良いです。

-血液の浄化作用-

水溶性ケイ素が、血液をきれいにし血中の酸素を補給してくれるため、細胞の活性化に役立ちます。ガン予防やコレステロールの低下にも効果があるとされています。

-自律神経の整調作用-

ナトリウムとカリウムが豊富に含まれており、自律神経の乱れを整えてくれる働きがあるとされます。そのほかにも、糖尿病の予防、解熱、結石、アトピー性皮膚炎の改善などに効果があるとされています。

女性に嬉しい効果・効能

-アンチエイジング-

歯のエナメル質や爪の強度を保ち、髪の毛根まで栄養を届けてくれるためツヤのある髪にする効果があります。コラーゲンの密度を高め、筋肉の老化を防いでくれる働きもあるとされます。

-ダイエット-

むくみの改善利尿作用によって体に溜まった毒素を排出するデトックス効果があるため余分な水分を排出してむくみの改善にもつながります。血行が良くなることで、エネルギーの代謝をしやすくなる効果も期待できます。

-肌のハリ・潤いに-

コラーゲンなどの密度をアップさせることで肌のハリを保ち、老化によるシワ、たるみの予防に役立つと考えられています。●スキンケア、ヘアケアなどに肌を引き締め、保湿・新陳代謝アップなどが期待できます。また入浴剤代わりに利用すると肌に良いだけではなく、温浴効果も高まります。

スギナに豊富に含まれるケイ素が、女性に嬉しい美容やアンチエイジング効果に役立つ力を持っています。

副作用

スギナはカリウムが多く含まれているので、カリウム制限のある方は飲用を避けてください。 また、スギナは微量のニコチンも含んでいます。 スギナ茶として摂取する分には問題ははいのですが、妊娠中の方、小さなお子様、ニコチン過敏症の方、心臓・腎臓系の疾患を持っている方は飲むのは控えてください。

スギナ葉の活用法

-スギナ風呂-

スギナ風呂の作り方

・スギナの乾燥葉を使用する場合・市販のお茶パックに、スギナの乾燥葉をひとつかみ入れます。そのパックをそのまま湯船に入れるだけでスギナ風呂になります。

・スギナ抽出エキスを使う場合・濃いめのスギナ茶を作る要領で、乾燥葉を長めに沸騰させ煮出します。それをお好みの量で湯船に入れまぜれば完成です。

スギナ風呂の効果

血行促進、リラックス保湿効果、血行促進効果が高く、リラックス作用もあるため、副交感神経を活発化させ、自律神経のバランスを整えてくれるでしょう。

美容効果新陳代謝が高まることにより、肌のくすみや黒ずみの解消を助け、シミの予防、皮膚トラブルへの効果も期待できます。殺菌・抗菌・消炎作用があるため、ニキビやあせもなどに効果があると言われています。新陳代謝を活発にする作用があり、脂肪の分解や燃焼が促進されることからも、ダイエットに役立つことが分かります。

-スギナ化粧水-

美肌にも効果が高いとされるスギナは、化粧水などのコスメにも多く使用されています。

肌の新陳代謝を高める酵素を多く含んでいるので、シミを薄くし、美白作用が期待できます。 炎症を抑えてくれるので、おできやニキビにも効果的と言われています。

スギナの乾燥葉と焼酎を使って、簡単にスギナエキスを作ることも出来ます。 天然の成分のみで作れるので、安心して使える化粧水です。

-スギナエキス-

スギナを焼酎やホワイトリカーに漬け込むと、栄養分がたっぷり抽出されたスギナエキスが出来上がります。

薄めて化粧水にしたり、できものやかぶれ、虫刺されの解消、皮膚炎や乾燥肌の改善に役立ちます。 もちろん内服もできます。

-スギナ茶-

スギナ茶はドラッグストアや通販で購入できますが自分で作ることもできます。

スギナ茶の作り方

・スギナを水洗いして乾燥させる
・1~2センチの長さに切る
・フライパンで煎る
・良い香りがしてきたら完成
・急須に入れて熱湯を注ぎ3分ほど蒸らす

スギナ茶の効能

スギナには多様な成分が含まれています。 中でも「ミネラルの宝庫」と言われるほど豊富なミネラルが特徴です。 ほうれん草と比べても、【カルシウム】が155倍、【リン】、【カリウム】が5倍、【マグネシウム】が3倍と、非常に多く含まれているのが魅力です。

必須栄養素の【ケイ酸】も多く含んでおり、むくみの改善に役立ちます。 また、【葉緑素(クロロフィル)】には血液浄化作用があり、慢性病全般に効果が期待できます。

-土壌改良-

スギナは多くのミネラルが含まれる植物として知られています。

特にカルシウム、リン、カリウム、マグネシウムが多く含まれているそうです。

カルシウムといえば石灰の主成分。

スギナが枯れて土に還ることで石灰と同じように酸性土壌を中和する働きをすると考えられています。

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