Gardening

レモンの育て方

Lemons grow on a branch in a garden close up

レモン

ミカン科ミカン属の常緑底木で柑橘類の一つです。

原産地はヒマラヤ東部で樹高は3メートル程に成長します。

枝には棘があり、葉には厚みがあり菱形や楕円形で縁は鋸歯状をしています。

紫色の蕾から白いようなピンクのような色の花を咲かせます。

果実は開花後約半年で熟成し、爽やかな酸味のある果実ができます。

置き場所と日当たり

鉢植えでも地植えでも栽培可能です。

日当たりと水捌けの良い場所に植え付けましょう。

強い風が当たる場所は避けましょう。

分類果樹
草丈・樹高〜3m
耐寒性やや強い
耐暑性強い
開花時期5月
ピンクっぽい白色

土選び

レモンは水捌けと水持ちの良い土を好みます。

市販の培養土でも育ちますが果樹用の培養土も市販されているのでそちらがおすすめです。

自分でブレンドする場合は赤玉土と腐葉土を7:3にします。


水やり

レモンは乾燥を嫌う植物なので土が乾いたらたっぷりあげましょう。

水を与えずに株が萎れてしまうと翌年にダメージが残り実付きが悪くなります。

鉢植えの場合は水が鉢底から流れ出るのが目安です。

夏は土が渇きすぎてしまう事があるので注意しましょう。

地植えの場合は降雨に任せましょう。雨が降らずに乾燥した日が続いた時のみ水やりをします。

目安は2週間です。

植え付けから1年〜2年の間は根がしっかり張るまで水を切らさないように気をつけましょう。

年間を通して土の乾燥に気を配り、地植えであっても水やりをしましょう。

乾燥を防ぐために藁やビニール、チップなどでマルチングをするのもおすすめです。


肥料

レモンは一つの木に沢山の実をつけます。

暖効性肥料を定期的に与えましょう。


病害虫

アブラムシ・アオムシ・カミキリムシに注意しながら育てましょう。

見つけたら被害が出る前に薬剤を使うか捕殺しましょう。

剪定・切り戻し

レモンの剪定は春の3月に行います。

混み合った枝を切り落として株全体をスッキリさせましょう。

剪定の目的は枝をスッキリさせて日光を全ての葉っぱに届ける事です。

交差したり下方向に伸びて混み合った小さな枝を根元から切っていきます。

この時に春に伸びてきた枝を切らないように気をつけます。新しい枝は翌年花と実をつけてくれます。

前年に実をつけ終えた枝は刈り取っても構いません。

徒長して邪魔になった枝や枯れ枝、葉のない枝も刈り取ります。

元気な葉はなるべく残し枝を長く切りすぎないように注意しましょう。

摘果方法

実がつきすぎている場合は小さなうちに摘果しましょう。

果実が多すぎると一つ一つが小さくなったり、翌年の収穫量が大幅に減る可能性があります。

一つの果実に対し25枚の葉を目安とし、木の下の方についている実から順に摘み取りましょう。

作業は7〜8月の間に行います。

植え替え

1〜2年を目安に木が大きくなったら一回り大きな鉢に植え替えましょう。

季節は3〜4月が最適です。

土は使い回しではなく新しいものに入れ替えましょう。

増やし方

レモンは接木で増やす事ができます。

台木にはカラタチなどの柑橘類を使います。台木になるものを準備しておきましょう。

冬越し

寒さに弱い品種では冬の管理が重要になります。

木全体を不織布で覆うか鉢植えの場合は室内に移動させてあげると良いでしょう。

ただし、日当たりと風通しが悪くなると気が弱ってしまうので日当たりと風通しはしっかり確保しておきましょう。

収穫

春から夏にかけて実をつけますが、春に花をつけてその実を秋に収穫するのがおすすめです。

栽培地域によりますが10月頃に実が緑色から黄色へ変わる途中が収穫のタイミングです。

そのまま実を放置すると皮の部分が厚くなっていってしまいます。

緑色のうちに収穫して酸味の強いグリーンレモンを楽しむのもおすすめです。

収穫のタイミングによっては味の違いも楽しめるので時期をずらして収穫するのも良いでしょう。

収穫の際は棘で怪我をしないように手袋をしてハサミを使って収穫します。

手でもぎる事もできますが、果実に傷がついてしまうので出来るだけ刃物を使って収穫しましょう。


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