パラダイス酵母
パラダイス酵母が我が家にやって来ました。お友達からお裾分けして頂いてまた私の菌活生活がレベルアップしました^^
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パラダイス酵母とは?
2007年の冬、福島の「あんざい果樹園」のりんごジュースの中から、偶然に炭酸発酵したものが発祥です。それは決して人工的に作れるようなものではなく、ある意味宝くじに当たるくらい奇跡的な確率で、この時代にやってきました。
第一発見者の「たべるとくらしの研究所」安齋伸也さん、それを十年来かけついできた鎌倉の天然酵母パンの「パラダイスアレイ」勝見淳平さん、そこから株分けされたものがルーツになっています。
もともと非常に優秀な菌であり、さらに人が時間をかけて醸してきたことによってより安定的に発酵するようになりました。条件さえ整えてあげれば、誰でも簡単に扱うことができます。
パラダイス酵母は学名ではありません。
基本的には真核で単細胞性の微生物で、運動性や光合成能はなく、栄養は外部の有機物を分解吸収することによって生きています。「酵母」そのものも正式な分類群の名称ではなく、生活型の総称です。
酵母の種類は約350種が知られており、1つの種類の中にもいろいろな酵母が存在しているため、実際はもっと多くの種類の酵母が存在していると推測されます。現在人間が活用している酵母はその中の3~4つ程度です。
酵母は糖類やタンパク質を分解吸収して発酵します。この発酵の過程で発生したアルコールや炭酸ガスなどを利用し、お酒等の製品が出来ます。酵母は培養条件によって様々な発酵をするため、様々な食品の製造に利用されています。
酵母を利用した主な食品として、ワイン、清酒、ビール、焼酎、パン、醤油、味噌などが挙げられます。
パラダイス酵母はこのような酵母菌の一種で、天然に存在していたものを人がかけついで育てた愛称です。
Facebookのパラダイス酵母のグループからの説明をお借りしました。
増やし方
100%のりんごジュースを足していくだけで菌が増ます、酵母菌が活性化してどんどん糖を分解していってくれます。
まず、りんごジュースが強炭酸りんごジュースになり、更に発酵が進むとりんごジュースがシードル風になり、りんご酢風になり、最後には完全に甘みがなくなった酸っぱい強炭酸の飲み物に変化していきます。
こうして発酵の過程を楽しみながらりんごジュースを楽しむ事ができます。
保管場所
暖かい場所の方が酵母の働きが活発になるので働きを鈍くしたい、発酵をこれ以上進めたくない時には冷蔵庫に入れてお休みさせましょう。
容器
炭酸が発生するので蓋は緩めに閉める事。
瓶の場合は破裂の危険があるので緩く蓋を閉めて暖かい場所で管理する場合はこまめにガスを抜きましょう。
炭酸が入っていたペットボトルなどの容器を使うとより安全です。
ストレートりんごジュース以外では?
ストレートりんごジュースが一番おすすめのようですが、コスパの事を考えたら他も増やす事ができるのか?試してみました。
濃縮還元
ペットボトルの方が濃縮還元で増やした酵母です。
しっかり発酵できました。底におりが溜まって蓋を開けると炭酸が抜ける音がします。
このパラダイス酵母入りりんごジュースを使って酵母液ストレート法でパン生地を作ったのですが…
しっかり膨らんで美味しいパンが焼けました。
生地かららりんごの香りがして捏ねてる時から美味しいパンができる予感が満載でした。
オレンジジュース
この濃縮還元パラダイス酵母液をパンに使い、飲み干した後このペットボトルにオレンジジュースを注いでみました。
炭酸ジュースができました!
これからゆっくり育てて行きたい
フルーツのジュースだったら大抵のものは発酵してくれそうです。
葡萄ジュースでお酢になるまで発酵させればワインビネガー風のものが出来上がりそうな・・・?まだ想像のみで試してみないとわかりません。これからこの酵母を継ぎ足して行く際には他のジュースも試して行こうと思います^^
ただ、こういった酵母の事を野良酵母と呼んだりもするそうです。理由は人から人へ渡って行くうちうに違うものに変化してしまっている可能性もあるからです。
ですが、りんごジュースで育てている我が家では親株に当たる酵母は使ってみてちゃんとした酵母である事が確認出来ました。
親株は親株で残しつつ他の容器で色んな味を試してみようと思います^^